食べて歌って恋をして

食べること、歌うこと、恋をすること。ごく当たり前のことだけど、それだけで人生は素晴らしい。

「50/50」

「50\50」という映画ご存知ですか?

 

ガンの宣告を受けた青年を、恋人や友人、家族など様々な人との関わりを通して描いた映画です。

中でも友人の“カイル”が印象的で、本人の前ではいつもと変わらず女のことしか頭に無いようなおバカキャラなのですが、所々で友人を本気で心配するシーンがみられ「こんな友人が欲しいなあ」と思わされた人も少なくないんじゃないかと思います。

 

映画を観終わった後は「自分もいつ死に直面するか分からないし、後悔ないように生きなければ」などと思うこともあるのですが、一晩寝たらすっかり忘れてしまいます(笑)

もし「あと1週間で死ぬから」と言われたらやりたいことは結構思いつきます。

“好きな人に想いを伝える” ”家族や友人にお礼を言う”

ここら辺は定番なんじゃないですかね(笑)

でもじゃあ今やろうって勇気が出ないのは、いつでもできると思っているからで…

 

もし勇気が出ない時は、心の中でこう唱えるのもいいかもしれませんね。

「これを逃したらもうチャンスは無いかもしれない」

 

まあそれで失敗したらまた後悔するんでしょうけど…(笑)

まあそれも死ぬ時には笑い話になっているでしょう。

 

死ぬ時に後悔無いように、明日死ねと言われても笑顔で返せるように、今を全力で駆け抜けていきたいですね。

 

 

イタリア気質

皆さんはこの言葉、知ってますか?

 

「mangiare(食べて)cantare(歌って)amore(恋をして)」

(マンジャーレ カターレ アモーレ)

 

「食べて歌って恋をして、それだけでも人生は素晴らしい」

 

イタリアの国民性がよく表された言葉です。

イタリア人といえば、陽気で常に笑っている、好きなことをして生きている。そんなイメージですよね。

実際、経済の状況が悪くても、自分にお金が無くても、イタリア人は楽しそうに暮らしています。

それは、イタリア人がある1つのシンプルなことを知っているからです。

 

「人生は楽しく、幸せに生きるためにある」

 

「天気が良いし海でも行こう」

「あ、可愛い子発見」

「仕事に集中して、夜は映画を観に行こう」

「この料理美味しいな」

イタリア人は、こうした楽しみを日常の中に多く見つけ出します。

 

イタリア人は、楽しく生きるために仕事をしています。

彼らが大事なのは、「食べること」「喋ること」「友達」「家族」「サッカー」で、「仕事」は入っていません。

かといって仕事も嫌々やるのではなく、「良い気分で仕事をした方が、良い気分で仕事ができる」というのが彼らの考え方。そのため、仕事中には冗談が飛び交います。

 

また、イタリア人は、人生を目一杯楽しみたいという欲求からか、行動が早いです。

「今日、美味しいものがあったら、今日、食べてしまう」

 「今遊びたくなったら、すぐに電話をかけて友達を誘う」

彼らにとっては「今」が大事なのであって「今日なんとかなれば、明日もなんとかなる」と考えます。不安とは縁遠い生活を送っています。

 

これまでイタリアについて紹介してきましたが、もちろんイタリアが完璧というわけではなく、日本人にも独特の素晴らしい文化があり、気質があります。

ただ、いつも何かに追われているイメージを持つ日本人にとって、そんな生活に疲れてしまった人にとって、イタリアのこうした楽観的思考は少しは参考になるのではないでしょうか。

 

これは私の好きな映画「イエスマン」のセリフです。

「The world's a playground. You know that when you are a kid, but somewhere along the way everyone forgets it.」

「世界は遊び場よ。みんな、子どもの頃は知っているのに、大人になる途中で忘れちゃうの。」

 

世界には、人生には、楽しいことが溢れています。

そんな遊び場を、「食べて、歌って、恋をして、」思う存分楽しみましょう。